野球で三振を『K』と書く理由
野球の花形と言えばホームランですが、投手目線で言うと、やはり三振をとるというのが、見栄えが良いものです。
実際、奪三振が重要な記録として扱われているように、投手の能力を測る一つの指標にもなっていますね。
この三振ですが、『1試合で10個の三振を奪った』というようなとき、『10K』と書きます。
実は、この三振をKと書くのは、元々スコアブックでの表記が元です。
しかし、なぜ三振がKなのでしょうか?
俗説や誤りを含めるといくつも説がある

野球の本場であるアメリカでは、三振のことを『strike out』と言います。
であるにもかかわらず、スコアブックにはKと書くことに違和感がありますよね?
これには以下のように、いくつかの説があります。
- strike outの『k』からとったものの、Sが頭文字の『Sacrifice』(犠打)『Steal』(盗塁)『Steal Out』(盗塁死)などと間違えないように
- スポーツライターのヘンリー・チャドウィックが考案。「struck」の末尾の「K」を採った。上と同じく『Sacrifice』などと間違えないように
- 「Knockout」のKを摂ったという説。これは俗説ともされる
- 「kill(ed)」のKを採ったとする説
- ルールブック編集者がアウトにする方法を適当に箇条書きし、アルファベットを一文字ずつ振っていった結果、たまたま三振のところに「K」が振られたとする単なる偶然説
このように色々あり、現在も定かではありませんが、他の単語と間違えないように『K』としたというものがしっくりきますね。
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