『ムンクの叫び』の人は叫んでいない!
世界的に有名な絵画といえば、いくつかあると思いますが、その中の一つに『ムンクの叫び』が必ず挙がってくると思います。
誰もがあの顔と仕草を真似できるほど有名ですよね。
そして、絵画作品の題名でもある『叫び』もかなり知名度があるはずです。
しかし、実はあの描かれた人物が、実は叫んでいないということはご存知でしたか?
ムンクの叫びの人は叫んでいるのではなく…

『叫び』が描かれたのは1893年です。
同時期に描かれた『接吻』『吸血鬼』などとともに、作者のムンクは『フリーズ・オブ・ライフ(生のシリーズ)』と名付けていました。
このシリーズのテーマとして掲げられていたのが、愛と死、不安です。
あるとき散歩をしていたムンクは、
「自然をつらぬく大きな永遠の叫びを感じた」
という言葉を残しています。
それを絵にしたのが、あの有名な作品『叫び』です。
あの絵の人物は叫んでいるのではなく、
『自然をつらぬく大きな永遠の叫び』
を聞いておののいているというのが真相です。
つまり、叫びを聞いている側ということですね。
確かに良く見ると、叫ぶというより、恐怖におびえているようにも見えます。
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