マフィンを投げつけて裁判になった話 inマクドナルド
以前、紹介したアメリカでのとんでもない額の訴訟に続き、同じマクドナルドでもオランダでヒドイ事件が起こったことがあります。
その一部始終を紹介します。
マフィンを投げつけて裁判に!

2004年11月、オランダのミシガン市にあるマクドナルドのドライブスルーに、ある親子連れが来店しました。
父親は4つのエッグマフィンを注文し、品物を受け取ると、すぐ店を後にしました。
ここまでは何でもない出来事だったのですが、しばらく経って、その父親が車で戻ってきます。
しかも、なんとドライブスルーを車で逆走して!
何事かと店員が対応すると、その父親は怒り心頭に発した様子で、商品を差し出し、
「注文したものと違う」
と怒鳴りました。
彼が注文したのは4つのハムエッグマフィンでした。
しかし、渡されたのは3つのハムエッグマフィンと1つのソーセージマフィンだったのです!
これは明らかに店員のミスではあります。
とはいえ、店員も人の子ですからミスはあります。
謝罪して取り替えれば済むだけの話なのですが、ここからの展開が通常と違いました。
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マクドナルドが父親を訴えて裁判沙汰に!
「ソーセージじゃなくてハムだろう!」
怒鳴りながら、その父親は店員にマフィンを投げつけたのです。
しかもマフィンが店員の顔に命中してしまいます。
このあまりの乱暴狼藉に、店員が激怒します。
結果として、店側が父親を告訴してしまうという事態に発展。
世にも奇妙な『マフィン投げつけ事件』の裁判が幕を上げてしまいました。
法廷で、父親が
「私はマフィンを投げてはいない。迅速に返品しただけだ」
と苦し紛れながら、上手い言い訳をしますが、そんな屁理屈は通用しませんでした。
下された判決は、父親が軽暴行罪で有罪になり、
- 600ドルの罰金
- 3日間の強制労働
- マクドナルドへの立ち入り禁止
を言い渡されてしまいます。
店側にミスをされるとカチンと来るでしょうが、感情に任せて行動するととんでもないことになるという事例でした。
くれぐれも商品の投げつけ返品はしないように。
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