懐石料理と会席料理の違い
『かいせき』料理と聞くと、「高そう」「お座敷」「とっつきにくい」という高級かつ作法が厳しいイメージを抱いている人が多いですよね。
しかし、この『かいせき』には2種類の字があるのに気づかれていたでしょうか?
それぞれ『懐石料理』と『会席料理』です。
これらの違いはどこにあるのでしょう?
懐石と会席の違い

『懐石』と『会席』の違いは漢字の違いだけではありません。
『懐石料理』は、茶席(茶道の席)で、お茶の間にふるまわれる簡単な食事のことです。
修行中の禅僧が温石(カイロのようなもの)で懐を温め、空腹をしのいだことからついた名前です。
そして、茶席でふるまわれる食事ですので、作法はその流派によって細かく決まっています。
一方、『会席料理』は、武士や貴族をもてなす宴会の席で出される本膳料理のことです。
宴会につきもものお酒も当然ふるまわれます。
ですので、会席料理には、これといった特別な作法は存在しません。
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