アダムとイブがかじった禁断の果実とは?
『禁断の果実』という言葉は、よく比喩表現として用いられるので、ご存知の方も多いと思います。
この元ネタは、聖書に載っているアダムとイブの逸話からです。
どういうものか簡単に言うと、人間の先祖であるアダムとイブは食べてはいけないと言われていた禁断の果実を口にしたことで、楽園であったエデンの園から追放されたというものです。
その後のことはさておき、食べることを禁じられていた禁断の果実とは一体何なのでしょう?
アダムとイブがかじった禁断の果実とは?

禁断の果実を口にしたアダムとイブを描いた絵画やイラスト、挿絵などを誰もが一度は見たことがあるはずです。
そして、そのときにアダムとイブが食べた果実は、リンゴのようなものとして描かれていることがほとんどです。
そのせいか私たちは『禁断の果実』のことを疑いなくリンゴだと思っていますが、実はそうではないという説もあります。
というのも、この話が描写されている『旧約聖書』創世記第三章には、単に
『善悪を知る木』
という表現があるだけで、それがリンゴであるとは明記されていないからです。
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リンゴでないなら、禁断の果実とは?

リンゴといえば、比較的寒い地域にできる果物です。
乾燥した気候のユダヤ周辺に当時リンゴの木はなかったのではないかと考えられていて、実は禁断の果実がリンゴだった可能性は低いのでは、とされています。
では、リンゴでなければ何の果物だったか気になりますよね。
ここで原文に立ち戻ると、『善悪を知る木』としか書かれていないことに気づきます。
そのせいで特定はできないので推測となりますが、
- アダムとイブが身体を隠したのがイチジクの葉だったことからイチジクだとする説
- ブドウではないかとする説
があります。
いずれにせよ何千年も前の話ですから、特定が困難であることには違いありません。
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