フリーマーケットの『フリー』は自由ではなく・・・【一分間雑学】
休日になると、あちこちで開催されるフリーマーケット。
特に目的なくうろついても色々な出展があって、見ているだけで楽しくなりますよね。
しかも、値段交渉ができるから、もしかしたらお宝商品を格安でゲットできるかも、と思うとワクワクしてきますね。
そんなフリーマーケットですが、基本的に誰でも出展できるから、もしくは何でも出展できるから『フリー』という名前がついたわけではありません。

フリーマーケットのフリーとは
フリーマーケットのフリーとは、『フリー(free:自由)』ではなく、『フリー(flea:蚤)』のことです。
蚤(のみ)とは、そう、あの昆虫のノミのことです。
『flea』には、みすぼらしい・汚いという意味もあります。
なので、フリーマーケット(Flea Market)とは、
『新品だけでなく、使い古した物も売っています』
という意味でつけられた名前です。
日本語でも『蚤の市』という言葉があるので、そう言った方がわかってもらいやすいかもしれませんね。
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フリーマーケットの起源
ちなみに、フリーマーケットはフランスで行われていたものが元祖と言われています。
また、世界的な景気停滞が起こった第四次中東戦争(1973年10月)のオイルショックのときに、アメリカの人々が、以前から行われていた、
『ガレージセール(Garage Sale)』、『スワップミート(Swap Meet)』
のようなものを活発化させ、徐々に規模が拡大し、今のような形の
『フリーマーケット(Flea Market)』、『オープンエアマーケット(Open Air Market)』
と呼ばれるものにしていったそうです。
日本のフリーマーケット
日本では、1979年10月に大阪市西成区津森のフロンティアランドで『日本フリーマーケット協会』が開催した『第一回フリーマーケット(Free Market)』が最初だったのではないか、と考えられています。
日本フリーマーケット協会では、このフリーマーケットをそれまでのように『蚤の市』の意味ではなく、あえて『Free Market』とし、誰でも気軽に参加できるようにしたそうです。
ということは、ある意味、日本ではどちらの意味で使っても間違いではないとも言えますね。
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