脳死と植物状態の違いとは?【一分間雑学】

世界のほとんどの国では、『脳死は人の死』とされ、脳死判定を受けるとその人は死んだと見なされます。

一方、意識が戻らない状態として、植物状態という言葉もあります。

ベッドに横たわって目覚めないという意味では同じなわけですが、この二つにはどういった違いがあるのでしょう。

脳死と植物状態の違い
By: Presidencia de la República Mexicana

 

脳死とは

まず、脳死とは脳幹を含めた脳すべての機能が失われ、機能が停止した状態のことを言います。

脳幹とは脳の神経の中枢にあたり、呼吸や血液の循環などを司っている、生命を維持するために最も重要な部分です。

この部分が機能しなくなると、回復する可能性はなく、二度と元に戻りません。

必然的に、遠からず心肺停止状態に陥りますので、身体的にも死ぬことになります。

 

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植物状態とは

一方、植物状態とは脳幹が機能しながらも、近くや記憶を司る大脳の一部が死んでいることを指します。

前項で述べた通り、脳幹は呼吸を司る部分ですので、この部分が生きていれば自力呼吸が可能であり、回復する可能性もあります。

 

脳死と植物状態が大きく違うということがわかりますね。

 

脳死判定は?

ちなみに、多くの国では脳死は大脳、小脳、脳幹の全ての機能が失われた場合のことを言います。

しかし、イギリスのように脳幹のみの機能の喪失を『脳死』と判定する国もあるようです。

 

日本では、必要な経験と知識を持つ二人の医師が定められた項目をチェックすることで脳死判定をしています。

 

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