「エリーゼのために」はエリーゼのための曲ではない【一分間雑学】
ベートーヴェンといえば、世界で最も有名な作曲家の一人として有名です。
また、怒りっぽかったり、聴覚障害を発症したり、浮浪者と間違われるくらい服装に無頓着だったりとエピソードにも事欠かない人としても知られています。
そんなエピソードの1つとして、知っている人は知っているのが『エリーゼのために』はエリーゼのために作られたものではない、というものです。

エリーゼではなく、『テレーゼ』
ベートーヴェンは生涯独身で、多数の愛人を持っていたといういわゆる『モテ男』でした。
そんな彼が一人の女性のために曲を作りました。
それが、『テレーゼのために』という曲です。
しかし、これが『エリーゼのために』とされたのは、後の研究者が読み間違えたからです。
テレーゼではなく、エリーゼと読み間違えた理由は、ベートーヴェンの字が汚かったからです。
ちなみに、テレーゼというのはテレーゼ・マルファッティという女性で、ベートーヴェンが好意を寄せ、一説によると求婚した、とも。
『エリーゼのために』の楽譜が彼女の私的な書類の中から発見されたことも、その証左ではないか、と言われています。
スポンサーリンク
【補足】メトロノームを有名にしたのはベートーヴェン
メトロノームは、ベートーヴェンが活用して有名にしました。
それまでもあるにはあったのですが、あまり使われていませんでした。
ベートーヴェンは耳が不自由だったので、曲の速さを視覚的に理解できるメトロノームを重宝しました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません